中大規模木造建築

Medium and Large scale

中大規模建築を木造で建てるメリット

1コストが安くなる

木造は、木材を使用することにより材料費が安くなることはもちろんですが、
建物の重量が鉄骨・RCに比べて軽くなる為、地盤改良、基礎工事のコストを下げることができます。
また、法定耐用年数が短い為、年間で計上できる減価償却費が大きい点や、
炭素放出量が少なく、炭素税が軽減される点もメリットとしてあげられます。

2断熱性能・調湿性能が向上

木材には、鉄骨・RCと比べて熱伝導率が低い為、断熱性能を高める性質や、
余分な湿気を吸収し、乾燥時には水分を放出して室内の湿度を調整する性質があります。

3工期の短縮

木造は、地盤改良・基礎工事が鉄骨・RCと比べて簡易になる為、工期短縮につながります。

対応できる工法1： トラス工法

1平行弦トラス

平行弦トラスは、曲げモーメントに抵抗するように上弦材と下弦材が平行に配置され、 せん断力に抵抗するように垂直材と斜材が配置された構造物で、平な屋根が可能です。

2山形トラス

山形トラスは上弦材に勾配が付いて真束材が入った一番オーソドックスな基本形で、勾配により雨や雪を流すことが可能です。

3張弦トラス

張弦梁トラスは、上弦と下弦と呼ばれる水平なメンバーで構成され、その間に斜弦と呼ばれる傾斜したメンバーが配置されます。上弦が張力を受けることで高い剛性と強度さらに軽量化が可能で、安全性の高い大屋根が可能です。

対応できる工法2： 門型ラーメン工法

門型ラーメンは垂直の柱と水平の梁からできるフレーム構造で、その梁と柱の結合部を一体化させた構造体専用金物で柱と梁を強固に繋ぐ半剛接合により大空間・大開口を確保する事ができ、 筋交いや耐力壁を兼ね備えた工法です。

対応できる工法3： CLTパネル工法

CLTパネル工法とは、ひき板を繊維方向が直交するように積層接着した厚型パネルを工場で組み立て、現場に搬入して施工する建築工法で、壁式工法と軸組工法の2つの方法があります。
欧米を中心にマンションや商業施設などの建築物に普及しており、日本では中高層建築物や戸建て住宅、事務所、店舗などの施工に用いられています。